小麦粉×モスクワ×餃子


ことの発端は昨日の夕方。
見ていた番組の中で餃子が紹介され
どーしても食べたくなったので
「いっそ皮から作ってしまおう!!」
と思い立った私。


とはいえ
小麦粉を練る系の料理はしたことがなかったので
今回地味に初挑戦。
餃子の皮のレシピを調べ

  • 強力粉:薄力粉:水:塩=100:100:50:2(重量比)=200:200:50:2(容積比)
  • 強力粉…タンパク質が多い。パン用
  • 薄力粉…タンパク質が少ない。ケーキ用


の3点を頭に叩き込みました。


翌日の今日。
小麦粉(パン用)はあるので
薄力粉を買いにスーパーに行くと



…ないっ!?



でも、なんか悔しいので
小麦粉の成分表示を見ていたら


タンパク質含有量
ライ麦粉…8.9%
小麦粉…10.3%




…イケんじゃね??( ;-v-)




まぁ、ブリヌイでも
ライ麦粉使ったり使わなかったり
って言うし。




ということで、
薄力粉の代用に
ライ麦粉を買いました。


まず、小麦粉とライ麦粉を同量フルイにかけ


コンソメスープの砕いたヤツと塩も入れる


小麦粉全体の量の1/8の容量の水を入れ


こねあげたらこんな感じ。


ライ麦粉が入ってるだけあって
やっぱ茶色がかってます。
ちなみに、水は容量1/8というのは
普通の小麦粉でやった場合で
ライ麦粉だともうちょっと水が必要です。
コネながら、感触を確かめながら
少しずつ足して行ってください。


生地は30分寝かせて
その間、タネの仕込み。
この日は牛挽肉2kg買ってきました。
ちなみに、私が買ったのは
牛挽肉100gあたり70円くらいの牛挽肉。
牛肉が安い!!


で、皮を伸ばす。
打粉の薄力粉はもちろん
ライ麦粉で代用。



もはや直接机でやりました。
もちろん掃除しましたが。


最初は慣れないんですが
慣れてくると割とすんなり行くようになります。


で包上がるとこんな感じ



焼いた後




感想



…うん、意外にいける!!



黒パンの、酸味を抜いた
あの芳ばしい味と
手打ちの皮なのでちょっと厚く
こげ目はカリっと、他はもっちもち
という食感がよかったです。


で、後で調べてわかったのですが…


タンパク質含有率
強力粉…12%以上
中力粉…9%前後
薄力粉…8.5%以下





…家にあった小麦粉は10.3%





…え、小麦粉だけでよかった、もしかしてっ!?
あれ、もう既に中力粉だったのかぁ…。





結論

  • ライ麦は、貧乏人の食べるものと昔は言われていたらしいが、今ではビタミンB群や食物繊維を小麦粉よりも多く含むということで、見直されている。
  • ライ麦は、酸性度の強い土壌や寒冷な気候でも育つため、東ヨーロッパでよく栽培される。
  • ロシアだと、ライ麦粉は、小麦粉より安い。ちなみに「ライ麦=貧乏」「小麦=金持ち」というのは、ロシアでも通じるらしい。
  • 餃子の皮にライ麦粉も、結構ありかも。