チェコでのバス 乗車編


要点

  • 早めに並びましょう
  • チケットはすぐ出せるようにしましょう
  • チケットはとられないようにしましょう
  • 「ここは私の席だ」と英語かチェコ語で言えるようにしておきましょう
  • 人と言い争う覚悟をしておきましょう

チェコの長距離バスの仕組み(設定)

  • バスが着く。
    • チケットを持ってない人は、運転手からチケットを買う。
  • 指定席を予約した人が、指定した席に着く
  • 余った席に、運転手からチケットを買った人が座る
  • 席が余ってない場合は、立ち乗り。


チェコの長距離バスの仕組み(現実)

  • バスが着く。
    • それより前に、すでに長蛇の列
  • チケットを持ってない人が、我先にと運転手に駆け寄る
  • みんな、勝手に座りだす。
  • 指定席を持っている人が、勝手に座った自由席の人ともめる

チェコでは、指定席も自由席もない」
という情報を、私は予め入手していたので
この日は列の一番前で並んでいました。
それで、一番に運転手に改札してもらい
誰よりも早く、私が指定した席を確保しました。


私の後に乗ってきた人は
指定席を持たない人たち。
運転手に乗車賃だけを払い
勝手に席に座りました。


そこにやって来たのが
中国人観光客の団体(ツアーではない模様)
どうやら、指定席券をグループで買っていたらしく
バスの半分くらいは指定していたのだとか。
「指定席だから、後から行っても大丈夫だろ」
とタカをくくっていた彼らは
自分たちの席に既に座る自由席の人々を見て唖然。


そこで彼ら


「ココハ、ワタシタチが買った席だ。すぐにドキタマエ!!」


「ホラ、ココニ指定席を予約した証拠がアルダロ!!」


「アンタの事情は知ったこっちゃナイ!! ココハワタシタチノ席ナンダ!!」


「ドライバーサン、問題が発生シマシター!! コッチ来てクダサーイ!!」


片言の英語を、大声で怒鳴り散らしました。
既に座っていた他の観光客(日本人観光客を含む)は唖然。
シブシブ席をどくことに。
最後まで居座ろうとした英語の流暢な観光客は
話し合いではなく、自らの権利を一方的に主張のみしてくる彼らに対し


「Shut up, or I'm gonna rip your head off!!」


とcussってました。


しかし、そこは動じない彼ら。


「黙るのはアンタラダ!! アンタのコトなんて知ったコッチャナインダ!!」


とさらに大きい声で返していました。


ハナっから権利を主張するスタイルの是非はともあれ
彼らのバイタリティと行動力は
見習うものがあるなぁと強く思いました。



まとめ

  • 指定席を予約していれば、後から行っても席は確保出来る
  • ただし、先に誰か座っている可能性あり
  • 先に座っている人にどいてもらうよう丁寧に頼むか、罵り倒してどかすかの覚悟をしておきましょう


これが、指定席を予約しておくのが
なぜ重要かという理由です。