壁紙


会話の授業のトピックは
建物全般でした。
こういう建物の構造で〜
とか。


イタリア人学生からの
ロシア人教師への質問に
こんなのがありました。



先生、なんでロシアでは
壁紙を貼ることが一般的なんですか。
しかも、壁に直接塗るのではなく
壁紙の上から塗るとか…。



この質問に
逆に私がびっくりしました。
そういえば、確かに
日本の外に出たときは
ロシアも含め
壁がさらけ出してあったり
壁に直接ペンキか何かを塗ってあるだけ
そんな壁をたくさん見ましたっけ…。



ロシアでは

  • 壁紙の方が修理するときラクで安い
    • 壁紙の上から塗るほうが色を変える時ラク
  • 壁自体の質が良くないときの、それの補強目的、あるいは見た目の向上目的

というのが主らしいです。


日本はどう??
と聞かれ

  • 日本でも壁紙が一般的だと言うこと
  • なぜなら賃貸では、住んでいる人が変わる度に壁紙が変わるということ

を述べたら
みなさん、ものすごく驚かれていました。
なぜ??1年しか住まない人とかだったら、大家は損じゃないか
自分の好みじゃない壁紙だったらどうするのさ??
など。



ちなみに
「この部屋で以前、誰それが亡くなった」
というのを不動産屋さんに尋ねる
というのも、なかなか異質だったようです。
そうなのかなあ…
Two and a Half Menでは
EvylinはAlan
Charlieにはここで自殺するなと言っておいてよ。家が安くなるから。
と言っていたような気がしますし。
そういえば、墓場の近くの部屋は
日本では家賃が安くなるの対し
ラオスとかだと「聖なる地の近く」ということで
逆にありがたいものとなる
なんての、昔テレビで見た覚えがあります。



日本では住人が変わる度に
部屋の壁紙は張り替えられたり、清掃されたりして
作業は大家指定の業者に依頼され
その費用は前の住人が払うことになる。
敷金から相殺される場合ならまだ良いが
場合によっては清掃料を請求されることもあって…



たぶん、この2割くらしか
言えてないのですが
よーするに
「自分で好き勝手に壁紙なんていじれないよ」
ということを言うと
みなさん、とても解せない顔をされていました。
まあ、そうですよね…。
ロシアの方、自分で壁紙貼りますし
欧州はどうなのか存じ上げませんが
米国でも、結構壁を自分で塗っている人いましたし。



でも

  • ある程度の汚れなら清掃料を払うこと無く、それの権利が法律で守られていて、しかも全部大家さんがやってくれるのだから、実は借りている人の方がパワーバランスとしては強い。

とか

  • 日本じゃ「呼吸する壁紙」とかなんとかいって、湿度調整するやつまであるよ

とか
そういうことも言いたかったのですが
なかなか私の今のロシア語力では
まだ言えず…
英語だったら言えたのにぃ…。



ああ。
明日のТРКИのスピーキング。
ヤバイなあ…( ;-v-)



しかし、こう考えると
私が住んでいたマンションの大家さん
とても良心的な方だったなあ。
帰札したら、またあそこに住みたい…。



ちなみに
マンションなどで
父親がダイニングで
パソコン開いて仕事する
という光景も
クラスメイトの方々及び先生は
驚きの顔をしていました。