広告メールと戦勝記念日

モスクワにある書店
Библио Глобус。
会員登録を書店で行うと
会員カードが発行されます。
このカードを使えば会計額から5%割引です。

会員登録時に
メールアドレスを登録するのですが
その登録先に広告メールがやってきます。
なかには「店内全品25%OFF」なんて
とんでもないセールのメッセージが来たりするので
要チェックだったりします。

さて。
先日の戦勝記念日。
その前日に
Библио Глобусから
こんな広告メールが届きました。

Уважаемый Souch!!
Поздравляем Вас с Днем Великой Победы!

Давно закончилась война,
Не рвутся бомбы и гранаты,
На землю вновь пришла весна,
Как в том далеком 45-м…
Мы будем помнить подвиг тех,
Кто не вернулся с поля боя,
И тех, кто выжил, но навек
Был опален тогда войною!
Мы Вам желаем всей душой
Здоровья, радости и счастья,
Пусть будет небо над страной
Всегда безоблачным и ясным!

Сотрудники Торгового Дома "Библио-Глобус"

親愛なるSouch様!!
戦勝記念日おめでとうございます!!

戦争が終結してから幾ばくの時が流れ
爆弾や手榴弾が爆発することもなく
この土地にもまた春がやってきました。
1945年はかくも遠くかなたへと感じられます…
戦場より戻れなかった方々の
また、生きて戻られても戦争にて永遠の傷を負った方々の
彼らの偉業はいつまでも忘れられることはありません。
みなさんの御健康、御健勝、御幸福を心からお祈りし
我らが国土を覆う空は
一片の雲もない澄み切った青空になることを願っております。

本屋"Библио-Глобус"社員一同

もちろん、Souchの部分は本名なのですが。

この間、地下鉄テロで
爆弾爆発してんじゃないっすかー
というブラックな冗談は不謹慎すぎるのでさておき
こういったところにも
戦勝記念日というものが色濃く出ていました。

65年たった今でも
こうして戦争のことを明確に記憶している。
それだけ重大だったということでしょう。

あと45年たったら
ソ連崩壊に関しても
記念日とかできるのでしょうか。
共産主義は遠い過去の話。
今は資本主義で自由に裕福に暮らせる。
当時の生活を覚えている人ほとんどおらず
他者目線で見ることができるくらい年数も経っている…

日本も
大日本帝国→日本国になったからといって
別段祝っていませんから
きっと、無いとは思われるのですが。
でも、少なくとも
ジョークを行ったりするくらい
緩い感じにはなるんだろうなぁ。

なんて
メール見ながら思いふけっていました。