試験「マヤコフスキーの詩」


クジを引いて出てきたお題



Маяковский "Послушайте!!"




以下、詩の本文です。

Послушайте!


Послушайте!
Ведь, если звезды зажигают ―
Значит ― это кому-нибудь нужно?
Значит ― кто-то хочет, чтобы они были?
Значит ― кто-то называет эти плевочки жемчужиной?
И, надрываясь
в метелях полуденной пыли,
врывается к Богу,
боится, что опоздал,
плачет,
целует ему жилистую руку,
просит ―
чтоб обязательно была звезда!
клянется ―
не перенесет эту беззвездную муку!
А после
ходит тревожный,
но спокойный наружно.
Говорит кому-то:
«Ведь теперь тебе ничего?
Не страшно?
Да?!»
Послушайте!
Ведь, если звезды зажигают
Значит ― это кому-нибудь нужно?
Значит ― это необходимо,
чтобы каждый вечер
над крышами
загоралась хоть одна звезда?!


(1913)

  • 1913年はソ連結成前で、マヤコフスキーはまだ共産主義に傾倒していたこと
  • звездаって、ソ連の星??
  • 隣に書かれている詩は「НАТЕ!*1
  • в метелях полуденной пылиって、革命前の街の何もない閑散さ??


ということから

と思ったのですが
途中、どうも違うことに気づいて
最終的には

  • 星は人々の「届かぬものほしさ」「無いものねだり」「物欲」「他人よりよく見えたい」などのシンボル→資本主義批判
  • マヤコフスキーにとっては、星はただの自然現象の一つでしかない。
    • 民衆の、手にいれるためなら何でもする感じ(i.e. целует ему жилистую руку)をマヤコフスキーは嫌った
    • 民衆のそういった無意味な欲求が滑稽に見えた
    • 民衆の外面だけいいかっこしーなところがマヤコフスキーは嫌いだった
    • マヤコフスキーのメインメッセージ「欲望が世界を壊す」


的な感じで(誤)解釈したら
どうやら先生は

  • 星は人々の「届かぬものほしさ」「無いものねだり」「物欲」「他人よりよく見えたい」などのシンボル

の部分をえらく気に入ってくれたらしく
ものすごくテンション上ってました。



正しい解釈としては
星は希望だったりとか、民衆のあこがれとか
そういう類であって
決してここまで(やっかみ、私的)感情的な
内容ではないとのことでした。



それではまるで私が
嫉妬心にあふれた腹黒い
ヤッカミ屋みたいじゃないですか…




まぁ、当たってますけど( ;-v-)





この一年、あなたと授業を受けてきて
本当に楽しかったわ。
日本はやはり遠い国だし
欧州とは全く別の文化を持っているから
あなたが授業で発表してくれる意見・解釈は
とても楽しくて貴重なの。



ものすごいお褒めの言葉をいただきました。
嬉しいです。
でも先生、それはたぶん
私が日本人だからと言うよりも…








私が変態で
空気読めない子だからだと思いますっ!!



成績評価: 5+
(2…ロシア語力、1…勤勉な授業態度、1…型破りの発想(という名の誤解)、1+…(先生曰く)gentlemanship)



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*1:нате!…1913年に書かれたマヤコフスキーの詩。ブルジョア批判と、外面だけカッコつけようとする当時の民衆を批判したもの