me?? huh

2002年日韓共同ワールドカップ
このとき、ネット上でちょっと右寄りな方たちが
こんな意見を述べていたことを覚えています。



韓国は、自国で試合が開催されている時は
自国が出てるゲームは熱狂的に応援し
自国選手がルールを破ってもそれを是とし
対戦相手国に対して挑発的な垂れ幕を掲げる
そして、自国が出ないゲームに関しては
一切見向きもしない…


でも日本は
日本戦で人が多いのはまぁ当然だとしても
他国同士の試合でも、国内で開催されていれば見に行くし
応援スタイルも、自国を励ますだけで
他国に迷惑をかけるようなことはしていない。
見よ、この人が手にしている垂れ幕を。




で、今日のフィギュア


会場は、結構ガラ空きでした。
同じセクション内であれば、
座る席は結構自由に選べてしまうほど。



たぶん、あの会場で一番多かった人種は
日本人だったんじゃないかと私は思います。



安藤選手向けの垂れ幕の数、半端なかったです。
日の丸を掲げている方、結構見受けられました。
「マオちゃんがんばれー」と叫ぶ子どももちらほら。




「すごい応援っぷりだなー」
と思ったのと同時に
「同族間意識が強いなー」
「スポーツナショナリズムは顕在だなぁー」
「一体この中の何人が、本当にスケート好きなんだろう…」

ひねくれたカワイクもないことも思ってしまいました。




フィギュアって
選手が演技を終えた後、
スケートリンクに選手向けに花束やプレゼントを投げ入れるそうですね。
(今日、初めて知りました…orz)
ロシア人選手でさえ、多い人で5、6個だったのに
浅田選手と安藤選手はいくつ投げ入れられたんだろう…。
数えきれなかったなぁ…。




己が突き進む道を若くして決断し
それをひたすら極め
世界を相手に戦っていく。
それはとても素晴らしいことですし
そんな生き方ができる方は、
マジ、カッコイイです。



一体、何人の方が
その個人を見に来たのでしょう…。
そして、一体何人の方が
その個人が所属しているものを理由に見に来られたのでしょう…。



先ほどあげた日韓ワールドカップの例。
相手の国を挑発するような垂れ幕とか
そういうことは別として
どちらも本質的には、あんま変わんないんじゃないか
と思いました。
五十歩百なんとかってやつです。


ニッポンって怖いなぁ
と思った夜であります。