対独戦勝記念日


День Победы
ロシアの戦勝記念日です。


ロシアに於ける
戦争の捉え方については
5日前の日記
1日前の日記で取り上げました。


今日、その話を
一緒にパレードを見に行った
ブリヤート系ロシア人の友人にしたら
こう答えてきました。


そりゃぁ、たしかに
戦争を祝うというのはどうかと思うけど
この日くらいだからね。
大きな街も小さな町も
旧ソ連域全体で同じことを祝って
今ではもうほとんど聞かなくなった
「民族友好」というものを
身を持って実感できる数少ない機会だし。



第二次世界大戦
人種・宗教に関係なく
ソ連人として皆戦った。
だから、この日の休日は
連邦中の国民が祝い
肌の色・信じるものの違いを超えて
一つになれる瞬間なんだそうです。



多民族国家ならではですね。
そういう意味合いもあったのかぁ…。


今日、パレードを見に行ったメンツは
米人二名、ルーシ系ロシア人1名、
ブリヤート系ロシア人1名、日本人1名でした。
「日本のお偉いさんは来ないの??」
「来ないよ。悪の枢軸で敗戦国だもの。」
「たしかに(笑)」
なんて冗談をお互いに言いながら
同じ日のパレードを見ていました。



大戦から65年たった今
平和です。




※おまけ
先日記載したロシア最後の放送の自由の砦
「Эхо Москвы」と
それに反対する活動団体
「Россия Молодая」。
Эхо Москвыのスタジオは
アルバート通りありました。
で、Россия Молодаяは
そのスタジオの前でデモ活動をしていた模様です。
だからか…。


ちなみに、ロシア人の友人らの反応ですが
まず、Россия Молодаяについては
二人とも知りませんでした。
そして、Эхо Москвыについては
二人とも共通の意見を持っていました。

  • リベラルな放送ではある
  • でも、時にリベラルすぎると思うことがある。
    • 米国でNew York Timesがリベラルすぎて邪険にされることがあることや、日本で朝日新聞ネット右翼系の人にイジられるとか、そういうのと似た類らしい
  • たしかに、戦勝記念日を台無しにするような放送はしてるかも。


なんだそうです。
なるほど…
こんだけ外国人と触れる機会の多い
国語学部の学生でもそうなのか…。